温もりのあるサービスがあるなら、チップ制度も悪くない

皆さんこんにちは。

今日はなんとなくチップ制度について適当に語りたいと思います。

 

正直私はメキシコに来てから「なんだこのサービスの質は!?」と悪い意味でびっくりすることがよくあります。

 

例えば、、

スーパーのレジ横にいて袋詰めをしてくれる人が、順番を考えずに適当に物を袋に詰めて買い物袋がいびつな形になったり。。卵などの壊れやすいものも平気で一番下に入れたり。。

「いやー、絶対私が入れた方が早いし、綺麗に入れられるじゃん!!」と思いますね!(すごく綺麗に袋詰めしてくれる人も中にはいますけれど。)

また、レストランの店員さんの対応も遅かったり、頼み事をしても忘れていたり。。

 

こんな風に「やっぱり日本と比べるとメキシコの店員さんってあまり気が利かないなー」とサービスに満足していないことが多い私ですが、いつも少しだけチップを置くようにはしています。

 

勿論いくらメキシコがチップ社会だからといって良いサービスだと思わなければチップを渡す必要はないのでしょうが、なんだかどんな質の対応に対しても「対応してくれた」という事実に対してチップを渡さなければいけないという義務を感じてしまうのですよね。。しかも、チップを渡さないとまるで私が悪いみたいに思われてしまいそうですし。

 

でも、この間初めて「ああ、この人にはチップ渡したいな!」と心の底から思えて、意欲的にチップを渡すことがありました。

 

それはメキシコシティーの宿を利用したときのこと。メキシコシティーには飛行機の乗り換えで立ち寄ったのですが、あまりにも次の便までの待ち時間が長かったのでこじんまりとした宿で休むことにしたのです。

その時に私の対応をしてくれたのは20代後半~30代前半くらいのメキシコ人男性。どうやらこのビジネスを少し前に始めたとのこと。

 

私はこのメキシコ人男性の対応がかなり気に入りました。典型的なおしゃべりメキシコ人とは違い、控えめな感じで余計なことは聞いてこないし、言ってこないタイプの人でした。でも、別にお客さんに無関心というわけではなく、相手のニーズに合わせているという感じで実はとても気の利く人だったのです!

 

その宿は空港近辺の高層ホテルとは違い、一泊500ペソほどの個人経営の安めの宿だったのであまり期待はしていなかったのですが、そのメキシコ人男性はあらかじめ私の飛行機の到着時間を聞いてきて、私が空港に到着したとメッセージを送るとすぐさま車で迎えに来てくれました。

 

また、彼の配慮は宿の部屋でもちらほら見えました。建物と部屋自体は新しくはありませんでしたが掃除は行き届いていて、タオルも洗剤のいい匂いで、映画も見放題のテレビがあり、その横には軽食としてフルーツやシリアルバー、コーヒーなどもありました。

乗継便の時間も気にしてくれ、指定した時間の10分前には送迎の準備を済ませており、スムーズに空港まで送り届けてくれるという素晴らしい対応!

もし、私が初めて知り合ったメキシコ人がこの人だったら、「メキシコ人=時間にルーズ」というのは嘘だ!!と思ったことでしょう。

 

実は、この宿を利用する前の数日間、私はメキシコのサービスの質の悪さにうんざりしていました(特に疲れている時期だったので余計質の悪さが気になってしまいました)。詳しいことは書きませんが航空会社や銀行での対応に結構イライラしていましたし、悲しかったですね。

なんというか本当にお金の為だけに働いていて、お客さん(私)が困っていても関係ないという感じの態度に見えてしまいました。

まあ、確かにお金のために働いているというのはその通りなのですが、、向上心がなく、相手の立場も考えない超事務的な対応。。

私が気にしすぎなんですかね?

 

とにかくそういう嫌な対応を受けた後だったので、余計に宿のメキシコ人のサービスには感動しました。

そのメキシコ人を見ているとお金をとることだけを目的とせず、お客さんの為に何をすればいいか?ということを真剣に考えているのが伝わってきました。温もりのあるサービスっていうんですかね。

彼のそんな真摯な姿を見ていて「あ、この人にチップ渡したい。感謝の気持ちを表したい」と素直に思えたのです(私が言うのも偉そうですが)。

 

で、空港まで送り届けてもらってさよならを言うタイミングでチップを渡すことにしました(しかも、ちょっと多め)

「喜んでくれるかなー!」と若干ドキドキしながらチップを渡してみましたが(※といっても彼が私のタイプという訳ではありません)、彼の返事は

 

 

「NO!NO!!!」

 

え?

 

チップを渡されることを予想していなかったのか、少し多めの額だったせいかは分かりませんが、ビックリした様子で全力で受取りを拒否されました!!

 

その反応で彼がお金の為だけ(チップの為)に私に色々気を使ってくれた訳ではないことを知り、余計チップを渡したくなったので

「Si!!Si!!」スペイン語で`Yes`)

ととっさに言い返しチップをもう一度差し出しました!!(近くにいたタクシー運転手のおじさんが不思議そうに私たちのやり取りを見てましたよ。)

 

結局彼は遠慮がちに、でも笑顔で「Gracias」とお礼を言って受け取ってくれました!

チップを拒否するメキシコ人を見たのはあれが初めてでしたね。やたら話しかけてきて、押しつけがましくサービスを提供してチップを求めてくるメキシコ人達には彼の対応を見習って欲しいものです。

 

ちなみにこの宿を利用した他の国の人達の感想をネットでよくよく見てみると、やはり皆良いコメントを残していました!納得!

それぞれ文化は違っても、「良いサービス」の定義に国境はないのかもしれませんね!

 

それから、この件の後は「こういう温もりのある気の利いたサービスを提供してくれる人がいる限り、感謝の気持ちを目に見える形で表すという意味でチップを渡すというのは悪くないな」と思えるようになりました。

 

義務的にではなくて、意欲的にチップを渡せる機会が増えるといいな!

 

では、また!

メキシコから学べること。ハグや人付き合いは日本を救う!?

なんですかね。

メキシコに住んでから、スキンシップとか人付き合いの重要性について考えることが増えました。

 

いや、今はコロナウィルスで世界中が大騒ぎになっていますから、スキンシップや人との集まりは好ましくないですね。でも、ウィルス云々を抜きにすればそういうのって結構大事なのではないかなと思います。 

 

私がそう思い始めたのは、知り合いのメキシコ人の祖母の誕生日パーティーに参加した時のこと。ネットで日本社会の記事をたまに読んでいると言うピンクの服を着たおば様と私は話をしていたのですが、その時に、「ねえ、日本人ってハグとかしないんでしょ?親からハグされないでどうやって自分が愛されているってわかるの?」

と聞かれました。

 

いや、、そんなこと言われても。。正直そんなこと考えたことなかったですね。。

だから、その時は暫く言葉に詰まってしまい、

「そう言われてもハグをしない文化だからな。。でも、ハグがなくても親が私に接する態度で愛されてるなってわかるよ!」

とだけ答えました。なんだか説得力に欠ける回答ですよね。。質問に対してきちんと回答していないし!

私の答えを聞いたピンクのおば様はやはり全然納得していない様子でした。というか、私の言っている意味が分からないといった表情でした。

 

その後、おば様は他に呼ばれて去って行きましたが、私は妙に彼女の質問について考えるようになりました。

もしかしたら、ハグはある意味日本を救えるのかもしれない。。と。

 

と偉そうに言ってみましたが、私はハグはあまり好きではありません。

親とハグをすることもほとんどないのでメキシコに来たばかりの頃はスキンシップの多さに正直戸惑いました。私に対してもハグをしたり、ほっぺでくっつけて挨拶をしたり、恋人たちは街中で平気でいちゃつくし。。

 

でも、ハグのようなスキンシップが愛情を伝えるための手段ということは納得できます。嫌いな相手だったら触らないですし、ハグされれば「歓迎されているのだな」と思えますよね!

親に抱きしめられることで愛情を感じることが出来るということも理解出来ます。(日本でも親が子供を抱きしめることはよくありますが、大人になると何故かそれをやらなくなってしまうという家庭が多いですよねー。)

そういえば私が精神的弱っているとき、恋人に無言で抱きしめられて、愛情が伝わってきて思わず涙してしまったこともあったなー。

 

ま、それは置いておいて、それと関係することがもう一つ。

もし、日本もメキシコみたいに人と人との繋がりがもっと強ければ、引きこもりもなくなるのではないかなと思います。 

 

ご存知の方も多いと思いますが、メキシコ人って本当に人と集まることが大好きなんですよね。特に家族や親戚の集まりはとても大事で、毎週のように集まる人達もいますし。

友達とのパーティーもよくあります。そこに、恋人やら知り合いやらをどんどん呼ぶので、必然的に集まる人数も増える!

 

大人数の集まりが苦手な私にとっては地獄絵にしか見えないのですけどね。。しかも、肉とかポテトチップスとかを食べながらおしゃべりをしてダラダラ長時間過ごす。正直私にとってはたまに非生産的な時間に思えてしまいます。

 

しかし、彼らにとっては楽しくて意味のあること!

スペイン語`Convivir`という言葉があって、「一緒に過ごす、仲良く時を共にする」という意味合いを含んでいるのですが、メキシコ人はこれが大好き。集まって時間を共にすることに価値を見出しているような気がします。

 子供たちも親に連れられてこのような集まりに参加する為、メキシコ人は小さい頃からたくさんの人に囲まれて、色々な人と話をすることに慣れています!そして、集まりで人と会う度にハグやほっぺで挨拶をします。つまりスキンシップにも慣れています。

 

そういう環境で育った人達がいきなり部屋に一人で閉じこもって、誰とも話をせずに数日間、数カ月間、数年間過ごすなんてあると思いますか?

考えられないですよね?

だって常にたくさんの人に囲まれながら、スキンシップをとって生きてきて、メキシコ人にとってはそれが当たり前なのですから!

 

だから、メキシコ人の集まりに参加しているときにたまに思うのです。

「日本もメキシコみたいに人付き合いが根付いていれば、引きこもり社会なんて生まれないのかもしれない。」、「もっとハグがあれば、愛情を伝えあって独りじゃないと思えるのかもしれない」って。

もしかしたら、虐待もそうかな。もっと人との繋がりがあれば虐待もないのかもしれない。

 

まあ、メキシコ人の人との繋がりは強すぎて集まりも多すぎると相変わらず私は思いますけどね。加減が大事かな!メキシコと日本の中間くらいがちょうど良いかも!?

 

ってまた偉そうに語りましたが、

メキシコ人との集まりの最中に`Convivir`しないで、高みの見物をしながら`Convivir`の大切さを考えている私が色々言っても説得力ないかな。。

 

では、また!!

意外と簡単にメキシコで通訳者になれました!でも、それは辛い日々の始まり。。①

 「通訳者」と聞くと、ものすごく頭がよくて外国語を自由自在に操るハイスペックな人をイメージしませんか?私も実はそう思っていました。

 

どうも、こんにちは。そんな私もメキシコで通訳やってます。

偽物通訳のエリカです。

 

ということは優秀な人?

と勘違いしていただけるかもしれませんが、全くそんなことはないです。(偽物と名乗っている時点でイマイチ感が出ていますね。)

 

確かに通訳者は頭がよくて、外国語ペラペラの人が多いと思います。しかも、通訳の仕事は狭き門って感じですよね。

でも、通訳を目指す場所によっては、高いレベルを持ち合わせていなくても通訳者になれる(通訳者と名乗れる)と思います。勿論、国際会議などの通訳は高度な知識と語学力が求められると思いますが、、

メキシコの日本語とスペイン語の組合せの通訳はどうでしょうか?

 

正直メキシコに暮らす覚悟とスペイン語(と会社の業界の知識)を勉強し続ける意思さえあればメキシコで通訳の仕事に就くことはそんなに難しくありません。

実際に私がそうでした。

 

 

メキシコでの通訳事情

メキシコに進出している日本企業は多いですが、日本人もメキシコ人も英語で難なくコミュニケ―ションをとれるという会社は多くないようです。

そのため会社は意思疎通をしっかり図るため通訳を必要とするわけですが、需要の割に供給(日本語とスペイン語が話せて通訳になりたい人)が少ないです。そもそも日本人でスペイン語を勉強して、しかもメキシコに来たがる人は多くなさそうですしね。。

そのため競争率は低く、スペイン語である程度意思疎通出来る人であればいい!入社してから頑張ってくれればいい!という会社もあるのです(メキシコに留学していた方や、住んでいたことのある方は有利です)。

ちなみに母国語のスペイン語と趣味程度の日本語で通訳者になっているメキシコ人もいますよ!

 

それから、質問好きの日本人の知り合いによると「英語の通訳は競争率は高いけれど、、メキシコのスペイン語通訳の競争率は低いから。」という理由でメキシコに来て通訳をしている日本人が結構いるようです。(私にもドヤ顔で同じ質問をしてきましたが、違う回答だったのでショックがっていましたね。)

何語でも何処の国でもいいから通訳という仕事に就きたい!という方がいればスペイン語を勉強するといいかもしれません。 

 

 

私が通訳者になった経緯

もうご存知の通り私は通訳の仕事をしていますが、それに加え翻訳の仕事もしています。(メキシコで「通訳」と言っても、実際通訳の仕事一本だけで採用しているところは少なく、総務兼通訳、人事兼通訳というところも結構あります)。

 

でも、正直、、

私は通訳者になりたくありませんでした!!

外国語を勉強すること自体は好きでずっと続けてきたことですが、何故かそれだけを武器にするような語学一本の職には就きたくなかったのです(十分な語学力もなかったですし)。通訳ってまさに語学オンリーってイメージですよね。

 

ですので、メキシコの人材会社で仕事を紹介していただくときに、「希望の職は?」と聞かれて、

「通訳以外です!」と答えました。

 

しかし、担当者の人に「んー。でも、通訳の仕事が今のところ一番需要があるんですよね。。」と言われてしまいました。。

しかも、「通訳以外!」と答えた私ですが、だからと言って他に希望する職種や強みがある訳でもなく・・(ちなみに社会人経験は1年のみ)。

結局、「通訳の仕事も見てみようと思います。」と言って紹介してもらうことになりました(ちなみにこの時は日本を出て働きたいという思いがあり、メキシコ以外の仕事も探していました。詳しい話はまた今度)。

 

それで、いくつか通訳の仕事を紹介してもらい応募してみましたが、スペイン語力もイマイチ(当時持っていた資格は西検4級、長期留学経験なし)、メキシコ在住歴もなしの私は最初の3社は書類選考で落ちてしまいました。。

 

「未経験者可って言っているけれど、やっぱり私には通訳の仕事は無理だよなー。もう少ししたらメキシコの仕事探しは切り上げるか!」と、そもそも本気でメキシコの仕事を探していた訳ではなかったこともあり、半ば諦めモードに入っていたのですが、、

 

なんとその後、戦力ほぼゼロの私でも面接してくれる会社が2社出てきて、当時日本にいた私はスカイプ面接をすることになりました!!

ここに来て急展開。

 

時差により日本時間の朝8時から面接だったのですが、ダラダラ生活を送っていた私に早起きはきつく、、布団から飛び起き、上半身だけ急いでスーツに着替え、下半身は水色のお気に入りのパジャマのまま&スッピン参戦!!スカイプ面接でよかったー!!)

 

「ちょっと立ってみて下さい。」と言われて下半身が水色のパジャマだということに気が付かれないか若干そわそわしながらも、面接に真剣に答えたおかげか2社とも内定をいただきました!(下半身がパジャマということも最後までばれませんでした!) 

面接の連絡から内定の通知が来るまではトントン拍子でしたね。

 

面接は日本語での質問だけでなく、スペイン語での簡単な質問や、通訳適正チェック(記憶保持力チェック)もあった為、面接官たちは私のイマイチなレベルを確信したはずですが、、まさかの採用。

 

この程度で雇ってもらえるんだ!と自分で応募しておきながら驚きました。

 

気になる採用理由ですが、どうやらその2社は基礎的なスペイン語力とやる気を重視し、入社してからの成長にかけてくれたそうです。

面接中にやる気をそんなにアピールした気はありませんでしたが、そもそもメキシコの仕事をわざわざ探して面接まで受けるくらいですからね。その行動力を見て判断していただけたのかもしれません。とにかく、こんな私でも採用していただけるとのことでとても有り難かったです。

 

で、そもそもメキシコの仕事を本気で探していなかった私ですが、内定の連絡を受け、

「メキシコ、、、行ってみるか!」とメキシコに行く気分になり進出が決定!

 

どちらの会社を選んだかって?

2社のうち1社は現場管理&通訳、もう1社は通訳&翻訳専門(通訳の負荷の方が多め)の仕事だったのですが、語学一本の仕事を嫌がっていた私が選んだのはなんと通訳&翻訳の仕事。

 

現場管理&通訳の方は語学一本の仕事ではなく、待遇も良かったのですが、残業が多そうな感じでした。通訳&翻訳の仕事はそんなに拘束はなさそう。

でも、選んだ理由はそれだけではなく、どうせなら語学をもっと極めてみるのもありかもしれない、通訳と翻訳の仕事は将来的に何かの武器になるかもしれない、それに面接をしてくれた人達は厳しそうだし、しっかり鍛えられるのもありかもしれない、と思ったからです。

 

人生ってよくわからないですね。

 

続く。

 

メキシコの現地採用が住む家ってどんな感じ?

 

こんにちは。偽物通訳のエリカです。

前回、前々回にメキシコにある家の種類と家の探し方の記事を書きましたが、今回は現地採用である私が実際に住んだ家、今住んでいる家の紹介と実際に住んでみての感想を書きたいと思います! 

 

 

①最初に住んだ家 シェアハウス

実はこじんまりした一軒家を最初は探していたのですが、「これだ!」と思える家になかなか出会えませんでした。。でも、いつまでもいつまでもホテルの宿泊代を払い続けるわけにもいかず(しかも自腹)、早くホテルから出なくちゃ!と思い、とりあえず入居を決めたのがシェアハウスです。

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最初に住んだピンク色のシェアハウス

 

大家に連絡をし、その日のうちに家の見学に行けることに!

思っていたよりも良い家で気にいった為、すぐに入居を決め、次の日には大家に手伝ってもらい引っ越しをしました。家探しに苦戦していたため、ここに来てとんとん拍子に事が運び驚きながらも「やっと住む場所が決まったー。」とかなりホッとしましたね。本当に良かった。。

 

シェアハウスの家賃は光熱費とインターネット代込みで2,000ペソ(約1万2千円)シェアハウスにしてはこの値段は少し高めだと周りのメキシコ人には言われましたが、家の周りには大きな公園があり、まあまあ綺麗な住宅街で警備員もいたので、今考えてもそんなに悪い条件ではなかったと私は思います。家の中もまあまあ綺麗で、部屋にはすでにベッドやクローゼット、ソファーなどの必要最低限の家具はついていたので、家具を買いに行く必要がなく、すんなり新しい生活をスタートすることが出来ました!

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他に気にいった点としては、大家も同じ家に住んでいるということなので何か問題があってもすぐ相談できますし、入居者は女性限定ということだったので安心感もありました。

 

実際に住んでみて 

他のメキシコ人が茶碗を洗わない、他の人と共用だから好きな時にシャワーが浴びられない、休日の音楽がうるさい、勝手に知り合いを大勢呼んでくる等のちょっとした?不満は確かにありました。でも、同居人たちと一緒にご飯を食べに行ったり、たまにおしゃべりをしたりできたので、寂しさを感じることはなかったです。

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同居人のメキシコ人が作ってくれたご飯

それから、洗濯機がなかった為、住む前に少しそれが気になりましたが、朝早く起きて音楽やニュースを聞きながら手洗いをし、広い庭に洗濯ものを干すのもなかなか楽しかったです。(今まで洗濯機でしか服を洗ったことがなかったので。)

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シェアハウスの家の庭

 

そんな感じで意外とこの生活が気に入っていた為、本当はちゃんとした家が見つかるまでの短期間のみとりあえず滞在する予定だったのですが、家探しは結局せず、なんだかんだ1年ほどこのシェアハウスに住みました。

 

では、何故引っ越したのか

ですが、結局引っ越すことにしました。というか出ていかざるを得なかったのです。

 

実は、、

 

と話を続けたいところですが、長くなりそうなのでこの話はまた別の機会にするとしましょう。

 

 

 ②次に住んだ家 二世帯住宅

最初に住んでいたシェアハウスを急遽出ていかなければならなくなった為、以前会社のメキシコ人に紹介してもらった家に急遽引っ越すことにしました。大家は日本人に家を貸したかったようで、私のことを歓迎してくれました。

今回の家は完全分離型の二世帯住宅。大家が住んでいる家の一部が完全に仕切られており(別の玄関、玄関入ってすぐに4畳ほどの空間、ベッドルーム、シャワールーム&お手洗いがある)、私はそこに住むことになりました。

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家の玄関(内側から撮った写真)

家賃は家具付き、光熱費とインターネット代込みで3,000ペソ(約1万8千円)この家は結構綺麗で家の造りもしっかりしており(防犯対策で中に入るまで扉が3つある)、テレビも見放題だった為、家賃が3,000ペソでも納得。ちなみに鏡台や、本棚、服や小物を入れるための収納スペースもありました!

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それから、前に住んでいたシェアハウスよりも、シャワーの水の出が良く、また、お湯が出るまでの待ち時間も短かったです。前の家は自分でガスを点けて、お湯が出るまで10分程待たなければいけませんでしたが、今回の家は自分でガスを点ける必要もなく、蛇口をひねってから2分程でお湯が出ました!

 

実際に住んでみて 

大家はいい人で、家の防犯対策もしっかりしており、シャワーの水やお湯の出も良く、家の近くにスーパーや運動を出来るところがあったのでそれなりに気に入っていました。

でも、実は最初から気になっていたことがあったのです。

それはキッチンが無いことと、洗濯物を洗う場所も干す場所もないこと。。

ホットプレートや簡易用のコンロを使って簡単な料理をすることは出来ましたが(そもそも本格的な料理は作らないのでなんとかなりました)、流し台はないので食器を洗面所で洗わなければならず、それは正直嫌でした。。

洗濯に関しては徒歩10分ぐらいの場所にコインランドリーがあったのですが、こまめには行けない為、大量の服を持って行かなければならず。。しかも、コインランドリーが混んでいて待たなければいけないことがよくあったので不便でした。

この二点を大家に相談したところ、なんと大家の家のキッチンと洗濯機を土曜日の昼間のみ自由に使わせてもらえることに!

で、有り難かったのですが、やはり一週間に一回のみは不便ですし、大家のスペースを使う為、気を使わなければならず。。結局他のいい家が見つかったタイミングで出ていくことにしました。

 

 

③今住んでいる家 シェアハウスのようなアパート 

最後に紹介するのは今住んでいる家。前の家に住んでいるときに何気なくインターネットで家検索していたところ、たまたまこの家の空き情報が出てきて、見学に行ったら気にいったので住むことに決めました(真剣に探していないときにポッといいものが出てくるものですね)。

「シェアハウスのようなアパート」というのは、キッチンと洗濯機は共用ですが、その他は完全個室だからです。

分かりにくいですよね。あれ?アパートのようなシェアハウスなのかな?(自分でもわからなくなってきました。。)

とにかく説明すると、今の家は見た目は普通の一軒家ですが中がとても広く、三階建てで個室も9部屋あります。しかも、各部屋にシャワー室&お手洗いが付いています!部屋によって少しずつ造りが異なり、中にはメキシコの家には珍しくバスタブが付いている部屋も!!

気になる家賃は家具付き、光熱費とインターネット代込み、一週間に一回の部屋の掃除付きで3,200ペソ(約1万9千円)今まで住んだ家の中で一番高いですが、家の中は改装されていて比較的綺麗ですし、私の部屋にはバルコニーがあり洗濯物も干せるのでこの値段でもいいかな、と思いました。ちなみに先ほども言いましたが、キッチンと洗濯機は共用なのでそういう意味ではシェアハウスみたいです。

 

実際に住んでみて

各部屋にシャワー&お手洗いが付いており完全個室になっている為、プライベートを確保しつつも、共有スペースでたまに他の住人とも話が出来るので寂しさは感じないですね。このバランスがちょうどいいです!!

キッチンは共用なのでたまに食器を放置する人がいてイラッとしますが、幸い?結構細かい住人が住んでいる為、誰かが食器を放置するとクレームを入れてくれます。あと共用スペースは週に二回掃除が入るので大体は綺麗な状態を保っています。

それから、ガスが切れた等の問題が発生しても、大家が比較的早く対応してくれるので安心です。大家がトラブル対応を早くしてくれるかも大事なポイントです(特に対応が遅いメキシコでは難しいかもしれませんが)。

 

こんな感じで今の家は結構気に入っている為、今のところ特に引っ越す予定はありません!

 

 

いかがでしたか? 

家探しは結構体力が必要ですし、ましてや異国の地で自分に合った家を見つけることは容易ではありません。しかし、今回紹介したようにメキシコにも色々な家があります。もし、家探しをしている方がいらっしゃれば、数ある選択肢の中からご自身の希望に合った家が見つかることを祈っています!

 

では、また!

メキシコで家探し ~探し方編~

こんにちは。

偽物通訳のエリカです。

 

前回はメキシコで家探しをするにあたって家の種類を紹介しましたが、今回は続編として「実際にどうやって家を探せばいいのか」を紹介します。

 

ここ数年の日本の家探し事情は私はあまり詳しくありませんが、日本には不動産屋がいっぱいあって、行けば希望条件に合う物件を紹介してもらえるので楽ですよね。しかし、メキシコには不動産屋が結構あるのかも謎ですし、現地採用の人で不動産屋にお願いして家探しをしたという話は聞いたことがありません(私の周りだけ?)。でも、不動産屋がなくても家を見つける方法はいくつかあるので大丈夫です。

 

 

①インターネットで探す

今や便利なネット時代。おそらく日本もそうだと思いますが、メキシコでも家探しはネット上で簡単に出来てしまいます。

一軒家をお探しの方は¨casas en renta¨、アパートをお探しの方は  ¨departamentos en renta¨、シェアハウスをお探しの方は¨cuartos en renta¨という検索ワードと共に州名や地域名を入れれば貸家や貸しアパートを紹介しているサイトが出てきます。その中で家賃や部屋の数など細かい条件を設定して絞り込み検索をすれば、希望条件に沿った物件のみを表示することが出来るのでとても便利です!

それから家の大体の所在地や、外観や内装の写真が掲載されていることが多いので家の雰囲気もわかります。もし気になった物件があれば、ページに載っている大家の電話番号に連絡をし、日時を相談して実際に物件を見に行ってください!

連絡の際は直接電話をかけてもいいですし、WhatsAppという日本でいうLINEのようなソフトウェアのチャットを使って気軽に連絡を取ることが出来ます。

 

 

②新聞で探す

新聞にも賃貸情報が掲載されています。新聞はコンビニで簡単に手に入るのでニュースチェックついでに家情報にも目を通してみるのもいいと思います(賃貸情報が毎日載っていたかは覚えていません。特定の曜日だけだったかも)。ただ、残念ながら家の写真は貼っていないので新聞に書いてある内容を見ただけではどんな家なのかわかりません。

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新聞に載っている賃貸情報

例えば上記の新聞で赤く囲った掲載には家の所在地、ベッドルームが3つ、バスルームが2つ、キッチンがあり家具付き、駐車スペースと中庭もあるということは分かりますが、やはり写真がないので分かりにくいですし、家賃がいくらくらいなのかもわかりません(家賃が書いてある掲載もあります)。

しかし、限られた情報しかないとしても、もし気になる物件があれば掲載されている担当者の番号に電話をして実際に見に行ってみる価値はあると思います!

 

 

③歩いて探す

もし、どの辺に住みたいか決まっているのであればその周辺を歩いて探してみるのも悪くないです。特にどの辺か決めていなくても、適当に散歩していて立地がいい場所があれば(スーパーが近くにあるなど)近くに空き家があるか探してみるのもありですね。

`Renta`と張り出しがあれば家を貸し出している証拠。家賃などの詳しい情報まで張り出していることはあまりないので、書いてある電話番号に連絡をして、実際に中を見せてもらいながら家賃情報等を質問することになります。

 

 

④知り合いに紹介してもらう

メキシコ人は他人に貸し出す目的で家を購入している人が意外といます。私の周りにも会社員として働いている傍ら、家の貸し出しも行い副収入を得ているという人がちらほら。

また、「私の持っている家が今空いているのだけれど、今家を探している人いないかな?」と向こうから聞いてくることもあります。全く知らない人に家を借りるとなるとその人が信用出来る人なのかわかるまで不安ですが、大家が知り合いだと素性が分かっているので安心ですよね。ちなみに、日本人慣れしているメキシコ人大家の中には、「日本人は家を汚く使わない」というイメージを持っている人もいるみたいなので、そういう人たちは日本人と聞くと喜んで貸してくれます。

 

 

どうでしょう?こうしてみると意外と家探しの方法はありますよね!

 

で、お勧めの探し方は?

人によってそれぞれ合った方法があるでしょうし、タイミングによって掲載にいい物件があったり、なかったりするので上記のどれかの方法を臨機応変に使ってもらえればと思います。

 

「んー。そうは言っても色々探し方があって迷う・・。」

という方がもしいるのであれば、私はインターネットで探す方法をお勧めします。私自身も実際に上記のすべてのやり方を使って家探しを行いましたが(つまり家探しが難航していたからあらゆる手段を使ったのですが。。)、インターネットだと写真や細かい家情報が載っているので、実際に家を見に行って「イメージと違った!」ということが少なかったです。つまり、ネット上である程度候補の家を絞り込める為、無駄に色々な家に足を運ばなくて済みます。

それから、実際に歩いて家を探した時や新聞を使った時は、電話で家の条件を聞かなければならず少し手間がかかりました。しかも、電話越しに容赦なく早口で話して来る人ばかりなので、スペイン語ブランクあり&メキシコのスペイン語に慣れていなかった私は家条件や住所がよく聞き取れず途中で断念したこともあります。。でも、インターネットで問い合わせる時は上記で紹介したWhatsAppでのやり取りOKの大家がほとんどです。ですので、質問をする時や、家を見に行く日時を決める時も、メッセージのやりとりで時間をかけて内容理解が出来た為(分からない単語があったら調べて)、とてもやり易かったです!あとタイミングかもしれませんが、インターネットに情報掲載している人たちの方が対応が早かったです。

 

さて、今回はこれくらいにしておきたいと思います。

次回は家シリーズ最後になりますが、「実際に私がどんな家に住んだのか(住んでいるのか)、そして住んでみての感想」を紹介したいと思いますー。

では、また!

メキシコで家探し ~家の種類編~

皆さん、こんにちは。

昨日からお腹の調子がいまいちな偽物通訳のエリカです。原因ははっきりしていませんが、先日食べたタコスが怪しい気がします。。

 

 

それはさておき!

今日は私がメキシコに来て一番最初に苦労したこと。。。

「家探し」について書きたいと思います!!

今回はまず、家探しの第一歩としてメキシコの家の種類を紹介します。次回以降は家の探し方、そして、実際に私がどういう風に家を探して、実際にそれぞれの家に住んでみてどうだったのかを紹介する予定ですのでよろしくお願いします。

 

あ、そうそう。

この記事を読んでいただくにあたりいくつか注意点があるのですが、、

まず、私は現地採用なので、この記事では私の経験をもとにした現地採用者向けの家情報を紹介します。でも、そもそも日本の本社から出向で来ている方は、会社が責任を持って家を探してくれるでしょうから自力で探す必要はなさそうですね。とにかくこの記事は現地採用を目指していて、自分自身で家を0から探さなければいけないサバイバルコースを選択する方々向けのものです。

それから、私が住んでいる州は日本の企業がそこそこあり、最近少しずつ開けてきてはいますが比較的田舎にある州です。そのため、都会のメキシコシティーなどとは家事情が少し違うかもしれませんのでご了承ください。

あ、あと私はある程度小奇麗なところに住みたいので、ボロボロな家は対象外としています。ボロボロでも安ければ大丈夫!というチャレンジャーな方は、私が下記で紹介する目安の家賃より安いところを見つけることができると思います。(ちなみに私の元同僚はだだっ広いボロボロの牢屋みたいな家に昔住んでいて、出向者の奥さんに「可哀想。。」と同情され、中古のいらない家具を結構もらったそうです。そういう同情を引くのもありかな!?)

 

 

では、上記の注意点を踏まえ上で、どのような家の種類があるのか見ていきましょう!

 

①一軒家

メキシコ人は大家族が多いので、大人数で住めるように部屋がたくさんある家が多いです。一見小さそうに見える家でも、実は奥行きがあって、中に入ってみると迷路のようにいくつも部屋がある家も!

現地採用の人が一人で住む家を探すとなると極力小さい家を選ぶと思いますが、それでもせいぜいベッドルームが3つとバスルームが2つはついているというような家が結構あります。そういう家に一人で暮らすには広すぎますし、それなりにお金もかかってしまいますが、広い家でのんびりしたい!という方には丁度いいかもしれません。もしくは友達同士で一軒家を借りてシェアハウスにしてしまうのもありです。実際に日本人同士でシェアハウスをしている人達もいました。

ちなみに家具無しの家が多いので、その場合は家具を自分でそろえなければいけません。家具を買うのは面倒くさい!という方は家具付きの家もあるので探してみるといいと思います。但し、家賃は家具無しの家に比べて高くなります。

 

家賃は立地や築年数にもよりピンからキリまでありますが、ベッドルーム3つ&バスルーム2つ、庭、車庫、キッチン、リビングのある家具無しの家でまあまあ綺麗なところでしたら4000~5000ペソくらいですかね(光熱費やインターネット代は別です)。また、安全面を考えるのであれば、門が付いていて警備員のいる集合住宅のようなところを探すといいと思います(しかし、門があって警備員もいて、日本人出向者が多く住んでいる住宅地に空き巣が入った事例が何回かありました。。完全に安全なところなんてないのかも)。

 

 

②アパート

メキシコ人は家族をすごく大事にするので、社会人になっても自分の家庭を持つまでは親と住み続ける人が多いです。もし、仕事や勉強の関係で州外に住まなくならなければなったとしても、兄弟で家を借りて一緒に住んだり、シェアハウスに入る人が結構います。そのため、一人暮らし用のアパートというものはあまり多くはないのですが、それでも年々少しずつ増えてきているようです。

私は実際に足を運んでいくつかアパートを見てきましたが、比較的新しく(というか改装された感じ?)、ワンルームにバスルーム&ミニキッチンがついている物件が意外とありました。それから家具付きや、光熱費込みのところもあるので、家具購入や、面倒な契約等をする手間が省くので楽ですね。ただ、中には火を使った料理禁止や、洗濯機はなし(コインランドリーや洗濯屋はその辺にあります)など条件が色々あるので、詳細は直接見に行って大家に聞いてみるといいですね。値段は私が見てきた中では、ワンルームで家具&光熱費&インターネット代込み、洗濯機共用で3000ペソ~4000ペソくらいのところが多かったです。

 

 

③シェアハウス

一番安く済ませたくて、とりあえず住む場所が欲しい!という方にはシェアハウスがおススメです。上記で紹介した一軒家に他のメキシコ人と住む感じです。部屋が複数あるので自分専用の部屋と、運が良ければ自分専用のバスルーム(専用でなければ誰かと共用)、キッチンと洗濯機(洗濯機がない場合もある)は共用になります。こちらも家具と光熱費とインターネット代が家賃に含まれていることが多いので、すんなり生活が開始できます。その他のメリットとしては他の人(主にメキシコ人)と住むのでスペイン語が上達しやすいですし、話し相手がいるので寂しくありません。デメリットとしては大音量で音楽をかける人や、夜中まで騒いでいる人がいるので、のんびり生活したい人にとってはストレスになるかもしれません。どんな人に当たるかは運次第ですけれどね。

気になる家賃はこちらも立地や築年数によりピンからキリまでありますが、1500ペソ~2500ペソくらいですね。

 

 

 いかがでしたか?

大体どのような家があって、どのくらいの家賃なのかお分かりいただけましたか?どんな家に住むか決める上で今回の内容が少しでも役に立てばうれしく思います。

 

で、いったいどうやって家を探せばいいの!?

と思った方。ご安心を。

その疑問は次回の~家探し編~で解決したいと思います。(それまでにタコスで弱った私のお腹の調子がよくなっているといいです。。)

 

 では、また次回!

バイオレントバスケット

皆さんこんにちは。偽物通訳のエリカです。

 

今日はメキシコのバスケットについてお話します。

 

メキシコに来てから私はローカルのバスケットチームに参加してみたことがあります。

ただ、3回行ってそのあと行くのを辞めてしまったんですね。

 

 

その理由は。。。

 

 

 

メキシコのバスケットは凶暴だから!!

 

 

 

だからタイトルに「バイオレントバスケット」なんて書いたんです。

 

もちろんプロの試合となれば話は別でしょうが、私が知っている限り一般の人たちのバスケの試合は日本の試合と比べるとかなり攻撃的です。

 

どの辺が攻撃的なのかというと、

  1. 体当たりが激しい。
  2. シュートの打ち方が雑。
  3. 審判への態度が強気。

 

 

 

。。。。。

 

 

とりあえず一つずつ詳細を確認していきましょうか!

 

  1. 体当たりが激しい。

 バスケのルールに 「ファウル」と呼ばれる反則行為があるのは皆さんご存知だと思います。ファウルにも色々あるのですが、相手プレーヤーの体に接触してプレーを妨げる反則行為を「パーソナルファウル」といいます。

 

日本でも試合中にパーソナルファウルがとられることはよくあります。

ただ悪い意味でメキシコの方がパーソナルファウルの質が断然上なんです。

 

日本だと相手の体がぶつかってしまって少し動きが妨害されてしまう程度のファウルが多いですが、メキシコの場合、相手の体がぶつかって(ぶつけられて?)ケガをしたり、押された衝撃で倒れこんでしまうことがあります。

 

そう。

動きが一瞬だけ妨害されるのではなく、しばらく動けなくなってしまうこともあるんです!!

(もはやディフェンス中もある意味オフェンス状態。。。)

 

 

バスケをしている知り合いからも、「試合中に相手の攻撃を受けてケガした!!」という話をよく聞きます。例えばシュートを打つ瞬間に相手の肘が顔に当たった(当てられた?)とか。

また、「ラグビーじゃないんだから。。。」と思うほどボールを持っている相手に体当たりしているのを見たことも、、。(やはり体当たりされた相手は地面に倒れ込みました)

 

ちなみに私が試合に出る前にメンバーがかけてくれた言葉は、

 

 

 

「頑張って!!」

 

 

 

ではなく、

 

 

 

 

 

「相手の打撃に気を付けて!!」

 

 

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

幸いにも私は無傷で試合を終えましたが、ケガをする確率は日本での試合よりも数倍高いのではないでしょうか。

恐ろしいですね、、、。

 

 

 2.シュートの打ち方が雑

  私が参加していた地域のみなのかわかりませんが、皆シュートを打つ時のフォームが適当です。ドッジボールで相手にボールを投る時のようにシュートを片手で打つ人もいますし、両手を使って投げてもボールが手から離れたときに片手がドラえもンの手みたいにグーになっていたり。。

 

おそらく基礎練習をしっかりしないで、練習試合だけずっとしてきたからフォームが適当なのだと思います。彼らからするとシュートが入ればいいのだから、特にシュートを打つフォームにはこだわっていないのかもしれませんね。

 思い返せばいつも練習試合ばかりで、シュートを打つための練習や、ドリブルの練習など、一つ一つの動きに関しての練習はありませんでした。

 

ちなみに練習が無いのも私がローカルバスケに行くのを辞めた理由の一つです。ブランクがかなりあったので練習も少しは一緒にしたかったのですが、いつも5分のウォーミングアップをしてすぐ試合開始でした。。

 

 

3. 審判への態度が強気

  「1.体当たりが激しい」の説明でパーソナルファウルについて触れましたが、他に「テクニカルファウル」というものがあります。審判に暴言を吐くなど、スポーツマンらしくない行動をとる反則行為のことです。

 

私が参加したメキシコの練習試合では、少し判定が気に入らないだけですぐに審判に歯向かう人がちらほらいました。試合中に文句を言って、やはり退場させられてしまった人も!

日本でも審判の判定があからさまにおかしいときは抗議をしますが、メキシコ人はちょっとしたことで感情的になってすぐに抗議する気がします。

 

また、試合終わりはもう退場の心配もないので、試合終了のブザーが鳴った瞬間、ここぞとばかりに審判に近寄って抗議をすることもしばしば。私の日本人の知り合いは比較的年配のメキシコ人チームに所属していましたが、年は関係ないようで、判断が気に入らないと彼らはすぐに拗ねたり怒ったりするそうです。

「あいつら本当に子供みたい。。」と、その日本人の知り合いは愚痴をとこぼしてました。。

もしかしたら、彼らにとって「スポーツマン」とは、勝ちにとことんこだわり、熱い想いを持ち続けることなのかな、とも感じてしまいます。

 

 

こうして書いてみると発言も行動も本当に攻撃的ですね。

 

 

 

ん?あれ?

でも、なんかこのバイオレンスなスポーツどっかで見たような、、、

 

 

あ、そうだ!

 

 

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ルチャリブレ!!

(リング上で暴れてパフォーマンスを繰り出しながら相手を張り倒すメキシコのプロレス)

 

 

 

なるほど。メキシコで大人気のルチャリブレに似ているのか。

それならメキシコのバスケットがこんな風に暴力的なのも納得出来なくもないですかねー。

 

 

では、また!!