バイオレントバスケット

皆さんこんにちは。偽物通訳のエリカです。

 

今日はメキシコのバスケットについてお話します。

 

メキシコに来てから私はローカルのバスケットチームに参加してみたことがあります。

ただ、3回行ってそのあと行くのを辞めてしまったんですね。

 

 

その理由は。。。

 

 

 

メキシコのバスケットは凶暴だから!!

 

 

 

だからタイトルに「バイオレントバスケット」なんて書いたんです。

 

もちろんプロの試合となれば話は別でしょうが、私が知っている限り一般の人たちのバスケの試合は日本の試合と比べるとかなり攻撃的です。

 

どの辺が攻撃的なのかというと、

  1. 体当たりが激しい。
  2. シュートの打ち方が雑。
  3. 審判への態度が強気。

 

 

 

。。。。。

 

 

とりあえず一つずつ詳細を確認していきましょうか!

 

  1. 体当たりが激しい。

 バスケのルールに 「ファウル」と呼ばれる反則行為があるのは皆さんご存知だと思います。ファウルにも色々あるのですが、相手プレーヤーの体に接触してプレーを妨げる反則行為を「パーソナルファウル」といいます。

 

日本でも試合中にパーソナルファウルがとられることはよくあります。

ただ悪い意味でメキシコの方がパーソナルファウルの質が断然上なんです。

 

日本だと相手の体がぶつかってしまって少し動きが妨害されてしまう程度のファウルが多いですが、メキシコの場合、相手の体がぶつかって(ぶつけられて?)ケガをしたり、押された衝撃で倒れこんでしまうことがあります。

 

そう。

動きが一瞬だけ妨害されるのではなく、しばらく動けなくなってしまうこともあるんです!!

(もはやディフェンス中もある意味オフェンス状態。。。)

 

 

バスケをしている知り合いからも、「試合中に相手の攻撃を受けてケガした!!」という話をよく聞きます。例えばシュートを打つ瞬間に相手の肘が顔に当たった(当てられた?)とか。

また、「ラグビーじゃないんだから。。。」と思うほどボールを持っている相手に体当たりしているのを見たことも、、。(やはり体当たりされた相手は地面に倒れ込みました)

 

ちなみに私が試合に出る前にメンバーがかけてくれた言葉は、

 

 

 

「頑張って!!」

 

 

 

ではなく、

 

 

 

 

 

「相手の打撃に気を付けて!!」

 

 

 

 

・・・・・・・・・。

 

 

幸いにも私は無傷で試合を終えましたが、ケガをする確率は日本での試合よりも数倍高いのではないでしょうか。

恐ろしいですね、、、。

 

 

 2.シュートの打ち方が雑

  私が参加していた地域のみなのかわかりませんが、皆シュートを打つ時のフォームが適当です。ドッジボールで相手にボールを投る時のようにシュートを片手で打つ人もいますし、両手を使って投げてもボールが手から離れたときに片手がドラえもンの手みたいにグーになっていたり。。

 

おそらく基礎練習をしっかりしないで、練習試合だけずっとしてきたからフォームが適当なのだと思います。彼らからするとシュートが入ればいいのだから、特にシュートを打つフォームにはこだわっていないのかもしれませんね。

 思い返せばいつも練習試合ばかりで、シュートを打つための練習や、ドリブルの練習など、一つ一つの動きに関しての練習はありませんでした。

 

ちなみに練習が無いのも私がローカルバスケに行くのを辞めた理由の一つです。ブランクがかなりあったので練習も少しは一緒にしたかったのですが、いつも5分のウォーミングアップをしてすぐ試合開始でした。。

 

 

3. 審判への態度が強気

  「1.体当たりが激しい」の説明でパーソナルファウルについて触れましたが、他に「テクニカルファウル」というものがあります。審判に暴言を吐くなど、スポーツマンらしくない行動をとる反則行為のことです。

 

私が参加したメキシコの練習試合では、少し判定が気に入らないだけですぐに審判に歯向かう人がちらほらいました。試合中に文句を言って、やはり退場させられてしまった人も!

日本でも審判の判定があからさまにおかしいときは抗議をしますが、メキシコ人はちょっとしたことで感情的になってすぐに抗議する気がします。

 

また、試合終わりはもう退場の心配もないので、試合終了のブザーが鳴った瞬間、ここぞとばかりに審判に近寄って抗議をすることもしばしば。私の日本人の知り合いは比較的年配のメキシコ人チームに所属していましたが、年は関係ないようで、判断が気に入らないと彼らはすぐに拗ねたり怒ったりするそうです。

「あいつら本当に子供みたい。。」と、その日本人の知り合いは愚痴をとこぼしてました。。

もしかしたら、彼らにとって「スポーツマン」とは、勝ちにとことんこだわり、熱い想いを持ち続けることなのかな、とも感じてしまいます。

 

 

こうして書いてみると発言も行動も本当に攻撃的ですね。

 

 

 

ん?あれ?

でも、なんかこのバイオレンスなスポーツどっかで見たような、、、

 

 

あ、そうだ!

 

 

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ルチャリブレ!!

(リング上で暴れてパフォーマンスを繰り出しながら相手を張り倒すメキシコのプロレス)

 

 

 

なるほど。メキシコで大人気のルチャリブレに似ているのか。

それならメキシコのバスケットがこんな風に暴力的なのも納得出来なくもないですかねー。

 

 

では、また!!